接客を受けていて違和感を覚えることはないだろうか。
なんとなくふらっと立ち寄ったアパレル店とか、雑貨屋さん。
最近はおしゃれなところが増えてディスプレイにすごく気を遣っているお店が増えている。
目を引くお店に入ると数秒で居心地の悪さを感じることがある。
例えば、会話のやり取りをしているときに話すスピードにギャップがある、
対して面白い話をしているわけではないのにやたら笑ってくる、
挨拶のように『申し訳ございません』、『安心してください』を多用する、、、などなど。
こうしたある種の言葉や態度を見ていると対応のテンプレがあるように思える。
接客をテンプレ化するのはどういう意図なのだろう。それもさっきまで応対した客がいて、
また同じような文言で接客する人を見ると、『あ、この人気づいてないのか?前の接客聞こえてたけどな、、』と思う。
同じような接客はあるとしても、会話に同じような文言が入りすぎていて、
『さっきと私に話したことと同じフレーズだな』くらいは客として感じるはずだ。
この店員にとって私は不特定多数の中の一人なんだろうなと思うし、誰に売れても同じなんだろうなというのを感じれば『特別な私』から『代替のきく私』に接客によって成り下がる。
自分から望んで替えのきく存在と言われると人は不快になる。少なくともこういう店員のファンになることは無い。ファンとはともに時間を過ごし寄り添うことから始まると思うからだ。目の前の人間に敬意をもって感動という名のナイフで刺しにいく、そんな接客をみな受けたいはず。
自分の接客をボイスメモして聞き直してほしい。
・その笑顔が最適解か
・その言葉遣いが最適解か
・その褒め方、失礼じゃないか
・申し訳ございません、ってほんとに思ってる?
こんなのが連発される接客は地獄。
フラッと立ち寄って素敵な出会いや縁、そして気持ちよくお金を落としたい。