自分が組織を作るなら

コーチング脳の作り方という本を読んでいる。

将来自分のチームをもって起業したいと思っているから。

自分の価値観は何か。
自分のあるべき姿はどんなものか。
自問自答を重ねてDr.Taroという自己解像度を上げることに役立つ一冊。

本は読み始めてまだ序盤も序盤。

そのなかに、自分の価値観ベスト3を挙げる取り組みが勧められている。
これは自分の中のどんなことがらを達成したら自己実現に近づくのかという
価値観を明確にすることのススメが書かれている。

今の自分が思う自分(個人)の価値観は
1 変化 が大事
2 感謝 が大事
3 仕組み化 が大事
これが最強の組織だと思う。

1変化とはなにか。
僕が尊敬する中野優作さんという社長がいる。中古車業界の風雲児でBUDDICAという会社の社長だ。社訓に『変わらないことは変わり続けること』というのがある。

彼のyoutube動画をみるとよく言っていることは
人間だれしも齢をとる。成人するまで若ければ肉体も精神も成長する。
しかし、年齢を重ねれば年老いていく。なにも鍛錬しなければ下りのエスカレーターに乗っているのと同じ。

つまり、人が組織を作るので人が停滞すれば老いるのだから組織は成長どころか下降することを示している。よくある構図は組織の中で優秀なワンマン社長みたいな人に引っ張られて人は集まるが誰もそのワンマン社長にはなれないと考えていつしか安定を求め停滞を生み組織は緩やかに地盤沈下のように縮小していく。

社風として成長が当たり前で、自己更新をすることが風土となり文化にまで持っていけたら
それだけで企業価値は爆上がりすると思う。日本の政治を見ると変革<停滞の図式。
すべての組織は変革を、挑戦を、個人の成長を求めるべきだと思う。

2感謝が大事
これは自分が医者になったこと、一人前の医師としてレベルアップできたことを含め、
一人で登ってきた山ではないから。いつも誰かに助けてもらいながら歩んできた人生だった。
だから、たいしたことのない自分が今の場所にいられるのはある意味で運が良かったとも思う。
出会い生活を共にした人たちへの感謝がなければ成り立たない。

だからこそ自分がチームを率いるとき、生活を共にする人たちには感謝しかない。

3仕組み化が大事
これは正直にいうと、理想と現実が解離している組織が目に付く。
理想は素晴らしいけれど、その理想には程遠い行動をとっている組織が多い。
おそらくは無自覚だけれど組織のアウトプットを見ているとどう考えたって理想には到達できないことが一目瞭然だったりする。

これは、理想を心からとらえていない。解像度が低い。逆算していない。などが挙げられる。
本当にGOALをある理想に置いているなら初手から違くない??という話。
もっと言えば理想や理念より数字を追うような組織ということ。

例えば、GOALを『患者さんが最大の利益を享受できる病院を作りたい』とある医師が
診療所を立ち上げてみたものの、一日100人診察しないと一日が終わらないような診療所は
滅茶苦茶儲かるけれど患者さんをきちんと診きれるだろうか。

患者さんの容態がいつも落ち着いているわけではないので、
主治医で診ている患者さんの誰かが急変してもきちんとした診療を提供できるキャパは絶対にあるはず。

ここを度外視すると儲けの数字が理念を超えることを許す組織が出来上がる。
理念のない組織は簡単に消滅するし所属するチームメンバーは必ず何らかのダメージを受ける。

というように簡単にここまで書いてみたがこれらを達成するのは非常に簡単で滅茶苦茶難しい。
なぜならばやることはシンプルで簡単だけれども
損得人間には損を選択できない難しさがあるからだ。

理想を掲げてそれに近づけていくにはやっぱり誰が見ても理想達成に近づく行動が仕組み化されて
見えるかされていることが要な気がしている。

すべてはトライ&エラーだけれど、
豊かさはありたい自分でいたりありたい組織を作るなかに在るものだと思っている。
理念を達成できるような組織はだれであってもきっと幸せだと思う。
自分と関わる全ての人がしあわせであってほしい。だから自分が作りたい組織はこの3つの価値観を大事にしたいのだ。